形成外科このページを印刷する - 形成外科

特徴

 2022年4月より、当院に形成外科が新設されました。形成外科とは、外傷や腫瘍切除などによる体表面の変形、傷跡などを、機能的にも整容的にもできるだけ元の状態に近づけ、目立たなくする診療科です。外傷や手術での傷跡、変形は、患者さんが直接目にする部分であり、QOL(生活の質)にも大きく関わってきます。傷跡が気になるなど、相談のみでの受診も受け付けております。高度な治療が必要な場合は、弘前大学医学部附属病院形成外科と連携して治療を行います。以下のような疾患を主に担当します。

1.外傷、外傷後変形(熱傷、顔面骨骨折も含む)

 体表面の傷は、形成外科で治療します。擦り傷、切り傷や熱傷(やけど)、交通事故やスポーツでの顔の骨折も治療します。けがや手術の傷跡が目立つ場合や、顔の骨折の変形が残った場合の治療も行ないます。また、褥瘡(床ずれ)、糖尿病性潰瘍、下肢血管病変による潰瘍など、治りにくい傷の治療も行います。

2.腫瘍、腫瘍切除後変形

 体表面のほくろ、いぼや皮膚がんなど、良性、悪性腫瘍の切除を、できるだけ機能や形態を損なわないように治療します。腫瘍を切除した後の変形に対する治療も行なっています。

3.体表先天異常

 生まれつきの体表面の異常を治療します。口唇裂、口蓋裂や耳の形の異常などがあります。


このほか、お尻に膿がたまり治りにくい毛巣洞や、まぶたが下がってくる眼瞼下垂症の治療も行っています。  

スタッフ紹介

横井 克憲 形成外科医長 日本形成外科学会 専門医
日本形成外科学会 皮膚腫瘍外科分野指導医
日本形成外科学会 小児形成外科分野指導医
日本熱傷学会 専門医
日本創傷外科学会 専門医