泌尿器科

特徴

　弘前総合医療センター開院にあわせて診療体制を拡充しました。泌尿器癌に対する手術・化学療法に加え、特に排尿障害に対する診断・薬物治療・低侵襲手術を積極的に行っています。患者さんのニーズに応えることを最優先した丁寧な診療を心がけています。限られた診療時間内で病状の不安定な方に最良の医療を提供するために、治療が一段落した方や症状が安定している方には地域の泌尿器科クリニックでのフォローをお願いしています。難治性疾患や、より高度の外科治療を要する疾患は、弘前大学附属病院と連携して診療を行います。

１．泌尿器癌

　膀胱癌に対する内視鏡手術（TURBT）・開腹手術（膀胱全摘）・化学療法、前立腺癌に対する開腹手術（前立腺全摘）・放射線治療・化学療法、腎癌・腎盂尿管癌に対する腹腔鏡手術（腎摘・腎尿管全摘）・化学療法、精巣腫瘍に対する手術（高位精巣摘除）・化学療法（BEP療法）を行っています。

２．排尿障害

　前立腺肥大症に対して低侵襲手術（経尿道的光選択的前立腺レーザー蒸散術：PVP）を積極的に行っています。内服薬の削減やカテーテル生活からの解放を目指します。
　薬物療法を行っても改善しない尿意切迫感・切迫性尿失禁（難治性過活動膀胱）に対してボトックス膀胱壁内注入療法を行っています。
　腹圧性尿失禁に対して薬物療法や生活指導を行い、今後TVT手術も導入予定です。
　二分脊椎や脊髄損傷、骨盤外科手術後の神経因性膀胱に対して神経学的診察及び排尿機能の評価を行い、適切な尿路管理法（薬物療法・自己導尿）を選択・提示します。

３．尿路結石

膀胱結石に対する砕石術が可能です。腎尿管結石の砕石は鷹揚郷弘前病院へ紹介します。
　

スタッフ紹介