言語聴覚療法室このページを印刷する - 言語聴覚療法室

言語聴覚療法室

コミュニケーションでお困りの方に『情熱と創意工夫』で援助しています

「言語聴覚士ってどんなことするの??」と疑問に感じておられる方は沢山いると思います。実際、病棟で訓練を行っていると「何する先生?」と患者様に尋ねられることは頻繁にあります。そこでこのような機会をいただきましたので簡単に紹介させていただきます。言語聴覚士は、理学療法士、作業療法士と三位一体となって先天性障害、脳卒中、事故などで障害を負いながらも、社会・家庭復帰を目指している方々にリハビリを通していかに援助するかを命題とする訓練士です。

成人では失語症、構音障害、認知症などで“綺麗に話せない”“相手の言ってことが理解できない”“思っていることが話せない”。小児では知的発達の遅れ、自閉症、脳性麻痺、難聴などで“ことばが遅れている”“多動で困っている”など。コミュニケーション全般に問題を抱えている方々に深く関わっています。言語障害は見た目ではわかりにくく、自分からは相手に訴えられないため、患者様はとても苦しんでいます。また近年需要が高まっている嚥下障害(ご飯が上手に飲み込めない)に対するリハビリテーションでは患者様に楽しい食事時間を提供できるように活動しています。

お悩み・疑問な点がありましたらお気軽にご相談ください。

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~コミュニケーションとは??~

コミュニケーションとは『共通する』『分け合う』の意味があると言われています。コミュニケーションが成立するためには複数の対象が必要で、1対1、1対多数の状況が考えられます。対象間を伝達する手段としていくつかの伝達様式が挙げられます。
  1. ことば(声・文字)で伝える
  2. 身振りで伝える
  3. 目や表情で訴える((^_-)など)
  4. 行動で伝える
  5. 絵を描いて伝える
(1)のようにことばを用いるものを『バーバルコミュニケーション』、(2)~(5)のことばを用いない方法を『ノンバーバルコミュニケーション』といい、私たちはこの両方を用いて、家族、恋人、同僚、友人沢山の方々と意思疎通をしています。