令和5年度 弘前総合医療センター 病院指標このページを印刷する - 令和5年度 弘前総合医療センター 病院指標

2024年10月1日掲載

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 496 133 232 348 361 666 1270 2286 1705 468
令和5年4月1日から令和6年3月31日までに退院した患者さんの人数を、10歳刻みで集計しています
年齢は入院時の満年齢で、90歳以上は1つの階級で示しています

年齢階級別にみると、当院では60歳代~80歳代が多く、60歳以上の患者が全体の72%を占めています
また地域周産期母子医療センターにより、10歳未満の患者割合も高くなっています

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
050050xx9910x0 狭心症、慢性虚血性心疾患 手術なし 手術・処置等1 - 1あり 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 35 3.66 3.05 0.00% 64.6  
050210xx97000x 徐脈性不整脈 手術あり 手術・処置等1なし、1,3あり 手術・処置等2なし 定義副傷病名なし 32 11.16 9.77 3.13% 78.25  
050130xx9900x0 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 重症度等他の病院・診療所の病棟からの転院以外 21 15.1 17.38 23.81% 85.62  
050070xx99001x 頻脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病あり 20 16.65 14.23 25.00% 86.85  
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 17 19.06 20.6 47.06% 84.94  
狭心症に対して短期間の入院で心臓カテーテル検査を多く行っています
洞不全症候群等に対してペースメーカ移植術を行うほか、管理入院も増加傾向です
他医療機関と連携し転院先で療養継続が行われます
呼吸器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx99041x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病あり 73 7.74 13.9 0.00% 70.05  
040040xx99200x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1 - 2あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 72 2.53 2.98 0.00% 73.31  
040081xx99x0xx 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 52 22.79 20.6 34.62% 82.69  
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 42 30.24 18.65 4.76% 75.88  
040040xx9900xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 22 17.41 13.59 22.73% 76.09  
肺癌、誤嚥性肺炎、間質性肺炎が多い疾患となっています
肺癌は診断目的の検査入院や計画的化学療法を短期間の入院で多く行っています
誤嚥性肺炎の平均年齢は82歳と高齢者の罹患数が多く、他医療機関と連携し、転院先で療養継続が行われます
消化器・血液内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xxxx 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 417 2.7 2.61 0.48% 69.77  
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 113 6.38 8.75 0.89% 77.12  
040040xx99080x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - 8あり 定義副傷病なし 55 7.45 8.65 0.00% 62.73  
130010xx99x9xx 急性白血病 手術なし 手術・処置等2 - 9あり 54 9.44 13.1 0.00% 71.39  
060020xx04xxxx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術 51 6.41 7.61 1.96% 73.41  
大腸ポリープや早期胃癌に対して内視鏡的切除術を短期間入院で多く行っています 胆管結石症や胆管炎等の内視鏡手術も多く行っています
また、血液疾患の化学療法のほか大腸癌からの転移性肺癌や胃癌に対する化学療法の短期間入院も多く行い、手術後の化学療法は消化器外科と連携して行っています
小児科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 57 5.28 5.86 0.00% 1.89  
040100xxxxx00x 喘息 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 44 4.59 6.37 0.00% 4.41  
040090xxxxxxxx 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染症(その他) 40 5.15 5.96 0.00% 1.55  
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満) 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 31 5.45 5.62 0.00% 2.65  
140010x199x0xx 妊娠期間短縮、低出産体重に関連する障害(2500g以上) 手術なし 手術・処置等2なし 28 5.04 6.07 0.00% 0  
流行性疾患による入院や小児喘息の管理入院を多く行っています
また、地域周産期母子医療センターを担っており早産児・低出生体重児の入院管理も多く行っています
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等 113 4.81 4.55 0.00% 69.61  
060335xx02000x 胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 79 7.22 6.87 0.00% 62.3  
060035xx010x0x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病なし 58 20.12 15.12 8.62% 70.5  
060035xx010x1x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 定義副傷病あり 33 28.7 24.32 3.03% 72.88  
060020xx02xxxx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 26 21.04 18.01 3.85% 71.12  
そけい部のヘルニア手術、胆のう結石に対する腹腔鏡下手術、大腸癌・胃癌症例では腹腔鏡下または開腹手術を多く行っています
消化器・血液内科と連携し治療を行っています
整形外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
070370xx97xxxx 脊椎骨粗鬆症 その他の手術あり 255 21.69 22.46 65.10% 82.33  
070370xx99xxxx 脊椎骨粗鬆症 手術なし 82 19.55 21.46 47.56% 83.77  
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 67 30.84 19.55 1.49% 68.94  
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。) 人工関節再置換術等 46 35.72 21.96 0.00% 75.02  
070350xx02xxxx 椎間板変性、ヘルニア 椎間板摘出術 後方摘出術 23 21.04 14.08 8.70% 53.61  
高齢者の骨粗鬆症に伴う骨折の手術症例が最も多くなっています
骨粗鬆症に伴う骨折の中でも大腿骨骨折が最も多く、大腿骨近位部骨折地域連携パスを使用しリハビリを継続するため、早期に専門病院に転院しています
また股関節症、膝関節症や腰椎椎間板ヘルニアに対する手術症例も多く行っています
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 その他の手術あり 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 37 13.51 9.88 5.41% 71.7  
160100xx99x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 34 17.06 8.38 5.88% 66.79  
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 28 3 2.95 0.00% 65.43  
010030xx03x0xx 未破裂脳動脈瘤 脳血管内手術 手術・処置等2なし 21 10.1 8.94 0.00% 66.95  
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし 重症度等発症前Rankin Scale 0、1又は2 19 36 15.7 15.79% 70  
頭部外傷に伴う硬膜下血腫に対して硬膜下血腫穿孔洗浄術を多く実施しています
また、未破裂脳動脈瘤に対し短期間の検査入院のほか脳血管内手術も行っています
特に脳梗塞の場合他医療機関と連携し、転院先で療養継続が行われます
皮膚科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
080007xx010xxx 皮膚の良性新生物 皮膚、皮下腫瘍摘出術(露出部)等 手術・処置等1なし 18.1 8.67 3.93 0.00% 51.33  
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 10 8.7 9.29 0.00% 72.7  
080006xx01x0xx 皮膚の悪性腫瘍(黒色腫以外) 皮膚悪性腫瘍切除術等 手術・処置等2なし - - 7.22 - -  
080010xxxx0xxx 膿皮症 手術・処置等1なし - - 12.88 - -  
080190xxxxxxxx 脱毛症 - - 3.31 - -  
皮膚の良性疾患および悪性疾患に対して手術を行っています
また、帯状疱疹や膿皮症(蜂巣炎)に対する入院治療も行っています

※各DPCコードにおける患者数が10人未満の場合は「平均在院日数(全国)」以外の項目には「-」を入力しています
泌尿器科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
110070xx03x0xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等2なし 97 6.11 6.85 0.00% 76.01  
110080xx991xxx 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 63 2.05 2.44 0.00% 72.81  
110200xx02xxxx 前立腺肥大症等 経尿道的前立腺手術等 52 7.98 7.75 1.92% 71.94  
110070xx99x20x 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 2あり 定義副傷病なし 23 11.96 9.06 0.00% 78.39  
110200xx97xxxx 前立腺肥大症等 その他の手術あり 22 5.95 8.56 0.00% 80.77  
膀胱腫瘍に対する手術や化学療法、前立腺癌に対する検査入院を多く行っています
前立腺肥大症には、各種手術で対応しています 
産婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
120200xx99xxxx 妊娠中の糖尿病 手術なし 45 5.82 5.1 0.00% 34.02  
120180xx99xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 手術なし 39 10.33 6.65 2.56% 30.13  
120180xx01xxxx 胎児及び胎児付属物の異常 子宮全摘術等 38 10.18 9.34 0.00% 34  
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 32 11.44 9.23 0.00% 46.5  
120260x099xxxx 分娩の異常(分娩時出血量2000ml未満) 手術なし 32 7.19 4.82 0.00% 32  
当院では地域周産期母子医療センターを担っており、ハイリスク妊婦の管理入院を多く受け入れています
妊娠中の糖尿病管理が多い症例となっています
(ハイリスク妊婦とは、母胎と児のいずれか、または両者に重大な予後が予測される妊娠のことで、妊娠高血圧症や切迫早産、多胎妊娠があげられます)
また、子宮筋腫や子宮頚部・子宮体部、卵巣等に対する手術も多く行っています
耳鼻咽喉科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030400xx99xxxx 前庭機能障害 手術なし 22 4.45 4.73 0.00% 67.32  
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 手術なし 手術・処置等1あり 19 2 2.03 0.00% 61.74  
030240xx99xxxx 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 手術なし 16 4.63 5.51 0.00% 38.44  
030230xxxxxxxx 扁桃、アデノイドの慢性疾患 14 8.79 7.53 0.00% 24.93  
030240xx01xx0x 扁桃周囲膿瘍、急性扁桃炎、急性咽頭喉頭炎 扁桃周囲膿瘍切開術等 定義副傷病なし 12 5.25 7.52 0.00% 31.75  
末梢神経性のめまい(前庭機能障害)の治療や睡眠時無呼吸症候群の1泊2日の検査入院を多く行っています
急性扁桃炎、慢性扁桃炎や慢性副鼻腔炎に対する手術症例が多いほか、誤嚥性肺炎等による嚥下障害に対し嚥下訓練も行っています
乳腺外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
090010xx010xxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴うもの(内視鏡下によるものを含む。))等 手術・処置等1なし 60 10.28 9.88 3.33% 66.3  
090010xx02xxxx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 31 7.19 5.64 3.23% 62.52  
090010xx99x30x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 3あり 定義副傷病なし 27 2.22 5.68 0.00% 60.78  
090010xx99x0xx 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし - - 9.69 - -  
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等2 - 4あり 定義副傷病なし - - 3.51 - -  
乳癌に対する手術症例が多く進行度により術式が異なります
術前、術後の化学療法、放射線治療を入院または外来で行っています

※各DPCコードにおける患者数が10人未満の場合は「平均在院日数(全国)」以外の項目には「-」を入力しています
呼吸器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
040040xx97x10x 肺の悪性腫瘍 その他の手術あり 手術・処置等2 - 1あり 定義副傷病なし 26 16.04 18.16 0.00% 68.12  
040200xx01x00x 気胸 肺切除術等 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 23 16.7 9.54 4.35% 43.35  
040200xx99x00x 気胸 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし 15 8.53 9.17 0.00% 44.27  
160450xx99x00x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 9.61 - -  
160450xx99x10x 肺・胸部気管・気管支損傷 手術なし 手術・処置等2あり 定義副傷病なし - - 10.81 - -  
肺癌に対する胸腔鏡下手術や外傷性気胸、自然気胸に対する手術を多く行っています
肺癌症例は呼吸器内科と連携し治療を行っています

※各DPCコードにおける患者数が10人未満の場合は「平均在院日数(全国)」以外の項目には「-」を入力しています
糖尿病・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
10007xxxxxx1xx 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。) 手術・処置等2 - 1あり 21 19.14 13.99 4.76% 70.19  
110310xx99xxxx 腎臓又は尿路の感染症 手術なし 10 21.8 13.52 30.00% 82  
100040xxxxx00x 糖尿病性ケトアシドーシス、非ケトン昏睡 手術・処置等2なし 定義副傷病なし - - 13.15 - -  
100050xxxxxxxx 低血糖症(糖尿病治療に伴う場合) - - 7.61 - -  
100391xxxxxxxx 低カリウム血症 - - 13.05 - -  
糖尿病や糖尿病性合併症に対する治療のほか、術前患者の血糖コントロール目的の入院管理を他の診療科と連携し行っています

※各DPCコードにおける患者数が10人未満の場合は「平均在院日数(全国)」以外の項目には「-」を入力しています

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

  初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 23 - 11 52 88 49 1 8
大腸癌 35 49 67 67 48 67 1 8
乳癌 47 45 - 10 13 25 1 8
肺癌 40 12 49 141 47 111 1 8
肝癌 - - - - - - 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
5大癌(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)の初発患者さんをUICC病期分類別および、再発に分けて集計しています
Stage Iが進行度が低く、Stage IVが最も進行した病期を表します
Stage の決定はUICC(国際対がん連合)の病期に基づいています
UICC病期分類とは
国際対がん連合(UICC)によって定められた、⓵原発巣の大きさと進展度⓶所属リンパ節への転移状況⓷遠隔転移の有無からそれぞれの癌をStage IからIVまでに分類するものです

胃癌、大腸癌は手術が可能な場合は消化器外科にて腹腔鏡下または開腹術を実施し、術後化学療法や手術不能症例については消化器内科にて入院または外来にて化学療法を実施しています
乳癌は乳腺外科において手術や化学療法、放射線治療を実施します
肺癌は呼吸器内科において診断検査を実施し、手術が可能な場合は呼吸器外科において胸腔鏡下手術を実施します
術後化学療法や放射線治療、手術不能症例は呼吸器内科において入院または外来で行います

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

  患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 - - -
中等症 38 18.11 76.79
重症 16 23 82.44
超重症 12 11.67 87.25
不明 - - -
成人市中肺炎について重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計しています
肺炎の重症度分類 【A-DROP】スコアを用いて分類しています
  【Age】 男性70歳以上 女性75歳以上
  【Dehydration】 BUN 21mg/dL以上または脱水あり
  【Respiration】 SpO2 90%以下(PaO2 60Torr 以下)
  【Orientation】 意識障害あり
  【Pressure】    収縮期血圧90mmHg以下
  ※5点満点で、1項目該当すれば1点、2項目該当すれば2点

  軽症:0点の場合
  中等症:1~2点の場合
  重症:3点の場合
  超重症:4~5点の場合 ただしショックがあれば1項目のみでも超重症
  不明:重症度分類の各因子が1つでも不明な場合

市中肺炎とは、普段の生活を送っている中で発症する肺炎のことをいいます
当院では中等症・重症が多く、重症度が上がるにつれて平均年齢も上がり、在院日数も延びる傾向にあります

脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード

発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 98 35.63 77.32 34.69%
その他 9 30.33 76.33 22.22%
脳梗塞の患者数、平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しています

脳神経内科、脳神経外科において治療を行いリハビリテーション継続のため専門病院に転院となる場合があります

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5972 ペースメーカー移植術 経静脈電極の場合 37 3 9 5.41% 79.35  
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術 その他のもの 16 4.25 3.88 0.00% 75.13  
K597-2 ペースメーカー交換術 - - - - -  
K5463 経皮的冠動脈形成術 その他のもの - - - - -  
K5971 ペースメーカー移植術 心筋電極の場合 - - - - -  
不整脈に対するペースメーカー移植術を多く行い、ペースメーカー交換術も行っています
狭心症や心筋梗塞、虚血性心疾患の場合は経皮的冠動脈手術を行います


※各手術における患者数が10人未満の場合はハイフンを入力しています
消化器・血液内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm未満 434 0.71 1.15 0.46% 69.71  
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 158 1.49 10.81 9.49% 76.01  
K6871 内視鏡的乳頭切開術(乳頭括約筋切開のみのもの) 76 1.43 8.21 5.26% 75.54  
K6113 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置 68 2.41 17.38 1.47% 69.44  
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術 長径2cm以上 49 0.59 1.02 0.00% 68.33  
大腸ポリープに対して内視鏡的切除術を短期入院にて実施し、腫瘍の大きさにより手術料が異なります
胆道疾患に対する内視鏡的ステント留置術や乳頭切開術も行われています
胃癌や大腸癌に対する化学療法を行うため静脈内持続注入用植込型カテーテル設置術も実施しています
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K6335 ヘルニア手術 鼠径ヘルニア 106 1.04 2.75 0.00% 70.75  
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 81 1.59 4.89 0.00% 62.78  
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 74 6.50 13.64 4.05% 69.80  
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 21 10.57 23.14 14.29% 77.10  
K740-22 腹腔鏡下直腸切除・切断術(低位前方切除術) 20 3.45 18.40 0.00% 70.55  
そけいヘルニア手術が最も多く、次いで胆石症に対する腹腔鏡下手術も多く実施しています
大腸癌は癌の病態や進行度により手術の術式が異なり、腹腔鏡下手術または開腹手術を行います
整形外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K0461 骨折観血的手術 138 3.06 16.36 57.97% 76.88  
K0821 人工関節置換術 125 2.68 29.55 2.40% 70.58  
K0811 人工骨頭挿入術 71 3.97 16.52 85.92% 81.54  
K0462 骨折観血的手術 39 2.77 17.46 2.56% 60.36  
K0483 骨内異物(挿入物を含む。)除去術 31 0.16 1.39 0.00% 52.42  
骨粗鬆症や外傷による骨折に対して、骨折観血的手術や人工骨頭挿入術を多く実施しています
変形性膝関節症や変形性股関節症では人工関節置換術を多く実施しています
大腿骨骨折では手術後のリハビリを継続するため、大腿骨近位部骨折地域連携パスを使用し専門とする病院に転院されています
骨折の手術時に使用したプレートなどの固定具を取り除く手術も行っています
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 32 0.06 14.5 6.25% 76.25  
K1781 慢性脳血管内手術 1箇所硬膜下血腫穿孔洗浄術 19 0.63 25.16 15.79% 66.32  
K1783 脳血管内手術 脳血管内ステントを用いるもの 15 1.8 17.6 6.67% 63.27  
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 14 15.07 13.57 21.43% 71.14  
K609-2 経皮的脳血栓回収術 - - - - -  
頭部外傷後などによる慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術を最も多く実施しています
脳動脈瘤やくも膜下出血に対する脳血管内手術、頚動脈瘤に対する頸動脈ステント留置術、脳梗塞に対する脳血栓回収術も行っています


※各手術における患者数が10人未満の場合は「-」を入力しています
泌尿器科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用) 102 1.29 4.18 0.98% 75.85  
K841-21 経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術 ホルミウムレーザー又は倍周波数レーザーを用いるもの 48 1 6.02 0.00% 71.56  
K841-6 経尿道的前立腺吊上術 24 1.04 4.08 0.00% 80.29  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 17 0.18 20.29 35.29% 76.12  
K7981 膀胱結石、異物摘出術(経尿道的手術) 14 1.07 3 0.00% 77.07  
膀胱癌に対する経尿道的手術を最も多く実施しています
前立腺肥大症に対する経尿道的レーザー前立腺切除・蒸散術や経尿道的前立腺吊上術、水腎症などに対する尿管ステント留置術も多く実施しています
また、膀胱結石に対し経尿道的手術も実施しています
 
産婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8982 帝王切開術 選択帝王切開 37 10.27 7.03 0.00% 34.05  
K8981 帝王切開術 緊急帝王切開 36 5.81 7.06 0.00% 32.25  
K877 子宮全摘術 34 2.59 7.97 0.00% 48.12  
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡によるもの) 33 2.21 4.12 0.00% 47.48  
K893 吸引娩出術 31 7.97 4.84 3.23% 33.06  
当院は地域周産期母子医療センターを担っており、ハイリスク妊婦の管理入院を多く受け入れていることから、帝王切開手術を最も多く実施しており、
母子の状態により吸引分娩も行われています
その他子宮筋腫などに対する開腹での子宮全摘術、子宮附属器腫瘍(卵巣腫瘍など)に対する腹腔鏡下手術も実施しています
耳鼻咽喉科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K3772 口蓋扁桃摘出術 19 0.95 7.05 0.00% 30.58  
K340-5 内視鏡下鼻・副鼻腔手術III型(選択的(複数洞)副鼻腔手術) 11 1 3.27 0.00% 48.73  
K368 扁桃周囲膿瘍切開術 11 0.36 3.45 0.00% 32.18  
K4571 耳下腺腫瘍摘出術 耳下腺浅葉摘出術 - - - - -  
K6261 リンパ節摘出術 長径3cm未満 - - - - -  
慢性扁桃炎に対する口蓋扁桃摘出術を最も多く行っています
慢性副鼻腔炎に対する内視鏡下手術、扁桃周囲膿瘍に対する切開術、耳下腺腫瘍に対する耳下腺腫瘍摘出術や診断のためリンパ節生検術も行います

※各手術における患者数が10人未満の場合は「-」を入力しています
乳腺外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K4763 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 46 2.91 6.02 4.35% 65.78  
K4762 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの) 31 2.32 3.87 3.23% 62.52  
K4765 乳腺悪性腫瘍手術 乳房切除術(腋窩鎖骨下部郭清を伴うもの)・胸筋切除を併施しないもの 11 2.27 8.45 0.00% 72.09  
K6112 抗悪性腫瘍剤静脈内持続注入用植込型カテーテル設置 - - - - -  
K6261 リンパ節摘出術 長径3cm未満 - - - - -  
乳腺外科では主に乳癌手術を実施しています、癌の病態や進行度により手術の術式が異なります

※各手術における患者数が10人未満の場合は「-」を入力しています
呼吸器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5131 胸腔鏡下肺切除術 肺嚢胞手術(楔状部分切除によるもの) 21 8.86 5.48 0.00% 44.71  
K514-23 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(肺葉切除又は1肺葉を超えるもの) 18 3 12.56 0.00% 65.94  
K514-22 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除) - - - - -  
K514-21 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術 部分切除 - - - - -  
K513-3 胸腔鏡下良性胸壁腫瘍手術 - - - - -  
呼吸器外科では胸腔鏡下の手術を多く実施しています
気胸に対する胸腔鏡下手術が最も多く、肺癌に対する胸腔鏡下手術も多く実施しています
肺癌手術は、癌病態や進行度により手術の術式が異なります

※各手術における患者数が10人未満のため「-」を入力しています

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 - -
異なる 17 0.29%
180010 敗血症 同一 38 0.48%
異なる 34 0.47%
180035 その他の真菌感染症 同一 - -
異なる - -
180040 手術・処置等の合併症 同一 27 0.34%
異なる - -
播種性血管内凝固症候群、敗血症、その他の真菌感染症、手術・処置等の合併症について、入院の契機となった病名と同じかまたは合併症として新たに発症したかを区別しそれぞれ患者数と発生率を集計しています

播種性血管内凝固症候群・・基礎疾患の悪化などにより血液の凝固機能に異常をきたす重篤な病態
処置・手術等の合併症・・・・・手術後などに一定の割合で発生してしまう病態で、術後出血や創部感染などが挙げられます

当院における主な手術・処置等の合併症は、人工関節置換術後の感染ゃ人工関節の脱臼、生検後の出血症例となっています

リスクレベルが「中」以上の手術を施行した患者の肺血栓塞栓症の予防対策の実施率ファイルをダウンロード

肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが
「中」以上の手術を施行した
退院患者数(分母)
分母のうち、肺血栓塞栓症の
予防対策が実施された患者数(分子)
リスクレベルが「中」以上の手術を
施行した患者の肺血栓塞栓症の
予防対策の実施率
1329 1300 97.82%
期間中に肺血栓塞栓症発症のリスクレベルが「中」以上の手術を施行した退院症例につき、肺血栓塞栓症の予防対策(伸縮力のある医療用のストッキングの着用、専用の機器を装着し、空気による圧迫で血流を改善し血栓ができるのを予防する装置の利用、血液凝固阻止薬(血を固まりにくくする薬)を使用する事)が実施された症例の割合を集計しています
術前術後に肺血栓塞栓症予防行為の実施は発生率を下げることにつながります

肺血栓塞栓症とは、肺の血管に血のかたまり(血栓)が詰まって、突然、呼吸困難や胸痛、 ときには心停止をきたす危険な病気です。この病気は、長時間飛行機に乗った際に起きることもあり 「エコノミークラス症候群」と呼ばれ、 長期入院中や手術後にも発生します

血液培養2セット実施率ファイルをダウンロード

血液培養オーダー日数(分母) 血液培養オーダーが1日に
2件以上ある日数(分子)
血液培養2セット実施率
1661 1352 81.40%
期間中に血液培養を行う際に2 セット以上の検査が実施された割合を集計しています

感染源からの分泌物(痰や尿など)を調べ病原菌を特定する検査を「培養検査」といい、血液内の病原菌の有無を調べることを「血液培養検査」といいます
抗菌薬治療時の血液培養検査は、感染症の原因特定のための必要な検査で、得られた結果に基づいて抗菌薬を選択することで、適切な治療につながります
血液培養は診断精度を高めるため、2 セット以上行うことが推奨されています

広域スペクトル抗菌薬使用時の細菌培養実施率ファイルをダウンロード

広域スペクトルの抗菌薬が
処方された退院患者数(分母)
分母のうち、入院日以降抗菌薬処方日
までの間に細菌培養同定検査が
実施された患者数(分子)
広域スペクトル抗菌薬使用時の
細菌培養実施率
1070 673 62.90%
期間中広域抗菌薬投与を開始した入院患者のうち入院日以降抗菌薬投与開始日までに細菌血液培養検査を実施した割合を集計しています


広域抗菌薬(幅広い細菌へ効果のある抗菌薬)を使用し続けると、耐性菌が増え、治療する選択の幅が少なくなります。抗菌薬を適正に使用するためには、血液培養を行い、どのような細菌が原因であるのかを調べることが重要です
当院では、インフェクションコントロールチーム(Infection Control Team)が院内で起こる様々な感染症から患者さんや職員の安全を守るために活動を行い感染対策がすべての場所で正しく実践されるよう取り組んでいます
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