平成28年度 弘前病院 病院指標このページを印刷する - 平成28年度 弘前病院 病院指標

医療法における病院等の広告規制について(厚生労働省)

年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード

年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 819 116 151 244 288 415 1035 1112 800 130

退院患者さんの人数を10歳刻みの年齢階級別に集計しています。(28年度分)
年齢は入院日の満年齢となります。

年齢階級別にみると、当院では60歳代、70歳代が多く60歳以上の患者割合が全体の60%を占めています。
また地域周産期母子センターにより、10歳未満の患者割合が16%と高くなっています。

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

■消化器・血液内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
060035xx99x60x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍手術なし 手術・処置等26あり 副傷病なし 93 4.14 4.48 0.00 65.88  
040040xx9909xx 肺の悪性腫瘍手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等29あり 47 3.38 10.76 0.00 61.36  
060040xx99x60x 直腸肛門(直腸S状部から肛門)の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等26あり 副傷病なし 46 3.67 4.41 0.00 65.30  
060020xx99x30x 胃の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 38 8.08 6.88 0.00 67.97  
060035xx99x40x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 27 3.00 4.24 0.00 71.04  

診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)は、診療科ごとに症例数の多い入院についてDPCコード、DPC名称、患者数、自院の平均在院日数、全国の平均在院日数、転院率、平均年齢を集計しています。
DPCコードとは、病気と治療方法の組み合わせにより、分類したコードです。同じ病気でも、治療の方法が違えばDPCコードは異なります。
全国平均の平均在院日数は、厚生労働省より公表されている平成28年度DPC対象病院の平均値です。

消化器・血液内科では、大腸癌と肺に転移した癌、次いで胃癌に対する化学療法が多く計画的に短期入院を繰り返します。
また、大腸の腫瘍を内視鏡を用いて切除し、早期癌であるか検査を行う短期入院を多く行っています。

■呼吸器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
040040xx99040x 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 101 7.15 12.35 1.98 69.78  
040040xx9908xx 肺の悪性腫瘍手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等28あり 66 11.76 12.01 0.00 68.26  
040110xxxxx0xx 間質性肺炎 手術・処置等2なし 49 33.92 19.92 4.08 73.39  
040040xx9910xx 肺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1あり 手術・処置等2なし 34 4.76 3.68 0.00 73.15  
040081xx99x00x 誤嚥性肺炎 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 34 39.85 21.25 17.65 84.24  

最も多い疾患は肺癌で、使用する薬剤により異なりますが、計画的に短期入院を繰り返します。
次に多い疾患は間質性肺炎と誤嚥性肺炎の症例になります。誤嚥性肺炎は高齢者が多く、80%が80歳以上の患者様です。

■循環器内科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
050080xx9900xx 弁膜症(連合弁膜症含む。)手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 16 22.19 13.52 12.50 84.63  
050060xx9900xx 心筋症(拡張型心筋症を含む。)手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 12 18.92 15.49 0.00 73.92  
050070xx99000x 頻脈性不整脈 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 7.82 - -  
050130xx99000x 心不全 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 17.95 - -  
050140xx99x01x 高血圧性疾患 手術なし 手術・処置等2なし 副傷病あり - - 18.51 - -  

心不全の基礎疾患である心臓弁膜症、心筋症、不整脈、高血圧性疾患が多い症例となっています。
心臓弁膜症では、転院される場合もありますが、全国に比べ在院日数が長めですが当院にて軽快し退院となっています。

■小児科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
140010x199x00x 妊娠期間短縮、低出生体重に関連する障害(出生時体重2500g以上)手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 132 3.76 6.18 6.18 0.00  
040090xxxxxx0x 急性気管支炎、急性細気管支炎、下気道感染(その他)副傷病なし 100 5.22 6.02 0.00 1.88  
040070xxxxx0xx インフルエンザ、ウイルス性肺炎 手術・処置等2なし 70 5.49 6.09 0.00 2.04  
150010xxxxx0xx ウイルス性腸炎 手術・処置等2なし 62 4.21 5.50 0.00 4.13  
0400801199x00x 肺炎等(1歳以上15歳未満)手術なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 55 5.65 5.79 0.00 3.91  

地域の周産期母子センターにより、早産・低出生体重児の入院管理を行っています。
肺炎や気管支炎などの呼吸器疾患が多く、次いで急性胃腸炎の症例が多くなっています。

■外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
090010xx03x0xx 乳房の悪性腫瘍 乳腺悪性腫瘍手術 乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)手術・処置等2なし 48 7.69 6.59 0.00 60.40  
090010xx99x40x 乳房の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 38 3.92 4.64 0.00 56.00  
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 21 18.00 15.92 0.00 70.38  
060020xx02x0xx 胃の悪性腫瘍 胃切除術 悪性腫瘍手術等 手術・処置等2なし 20 28.20 17.65 0.00 70.90  
060335xx02000x 胆嚢水腫、胆嚢炎等 腹腔鏡下胆嚢摘出術等 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし 20 9.8 7.61 0.00 57.55  

最も多い症例は乳癌で手術症例では、手術前の入院日数も併せて7日から9日間の入院期間となっています。
また手術後の化学療法を入院にて行う場合もあります。
次いで大腸癌、胃癌、胆嚢結石に対する手術も多く行っており、胆嚢結石は腹腔鏡を用いる手術も行っています。
DPC制度に該当しないためこちらの集計対象外となりますが、そけいヘルニア手術の症例も多くなっています。

■整形外科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
070370xx97x0xx 脊椎骨粗鬆症 その他の手術あり 手術・処置等2なし 109 23.19 25.67 59.63 84.19  
070230xx01xxxx 膝関節症(変形性を含む。)人工関節再置換術等 73 43.04 26.26 0.00 72.77  
07040xxx01xxxx 股関節骨頭壊死、股関節症(変形性を含む。)人工関節再置換術等 39 40.77 24.42 0.00 68.44  
070350xx97xxxx 椎間板変性、ヘルニア その他の手術あり 25 20.16 17.07 0.00 57.08  
070370xx99xxxx 脊椎骨粗鬆症 手術なし 24 19.42 23.61 4.17 81.75  

高齢者の骨粗鬆症による骨折が最も多い症例になります。
手術後のリハビリを継続するため、約60%の患者様がより専門とする病院に転院されています。
変形性膝関節症や変形性股関節症に対する人工関節置換術等も多く行っています。
中高年層(平均年齢57歳)に腰椎椎間板ヘルニア症例が多くなっています。

■皮膚科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
080011xx99xxxx 急性膿皮症 手術なし - - 11.97 - -  
080020xxxxxxxx 帯状疱疹 - - 8.96 - -  
080100xxxx0xxx 薬疹、中年疹 手術・処置等1なし - - 11.28 - -  
080011xx970xxx 急性膿皮症 手術あり 手術・処置等1なし - - 18.22 - -  
080080xxxxxxxx 痒疹、蕁麻疹 - - 6.58 - -  

10症例未満ですが、細菌による皮膚の化膿性炎症である急性膿皮症や重症の帯状疱疹の治療を行っています。

■泌尿器科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
110070xx0200xx 膀胱腫瘍 膀胱悪性腫瘍手術 経尿道的手術 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 37 8.19 7.44 0.00 72.84  
110080xx99030x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等23あり 副傷病なし 23 16.52 15.07 0.00 72.96  
110310xx99xx0x 腎臓または尿路の感染症 手術なし 副傷病なし 14 9.43 12.43 14.29 76.93  
110070xx99x0xx 膀胱腫瘍 手術なし 手術・処置等2なし - - 10.42 - -  
110080xx99000x 前立腺の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等1なし 手術・処置等2なし 副傷病なし - - 10.89 - -  

膀胱腫瘍に対する経尿道的手術の症例が最も多く、次いで前立腺癌に対する化学療法の症例が多くなっています。
急性腎盂腎炎等の腎臓または尿路の感染症も増加しています。
また、掲載されていませんが前立腺癌疑いに対する検査の症例も多く行っています。

■産婦人科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
120140xxxxxxxx 流産 69 2.12 2.43 2.9 34.94  
120170xx99x0xx 早産、切迫早産 手術なし 手術・処置等2なし 49 25.73 20.79 10.20 31.47  
120060xx01xxxx 子宮の良性腫瘍 子宮全摘術等 35 12.34 10.05 0.00 44.17  
120010xx99x50x 卵巣・子宮附属器の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等25あり 副傷病なし 28 7.93 4.92 0.00 66.25  
12002xxx99x40x 子宮頸・体部の悪性腫瘍 手術なし 手術・処置等24あり 副傷病なし 28 8.21 5.12 0.00 58.93  

地域の周産期母子センターにより、ハイリスク妊婦の管理入院を多く受け入れています。
※ハイリスク妊婦とは、母体と児のいずれかまたは両者に重大な予後が予測される妊婦のことで妊娠高血圧症や切迫早産、多胎妊娠があげられます

子宮筋腫等の良性の腫瘍摘出術や流産に対する子宮内容除去術の症例も多くなっています。
また、卵巣癌や子宮頚がん・子宮体癌に対する抗がん剤治療の症例も多く行っています。
掲載にはありませんが、子宮頚がん疑いに対する手術の症例も多く行っています。

■眼科

DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院
日数
(自院)
平均
在院
日数
(全国)
転院率 平均
年齢
患者用
パス
020110xx97xxx0 白内障 水晶体の疾患 - - - - -  
- - - - - - -  
- - - - - - -  

DPC制度に該当しないため、こちらの集計対象外となりますが、入院の多くが2泊3日で行う白内障の眼内レンズ挿入術を行う症例となっています。

初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード

  初発 再発 病期分類
基準
(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 13 3 1 35 47 27 1 7
大腸癌 13 15 5 44 32 200 1 7
乳癌 44 51 15 1 11 23 1 7
肺癌 19 4 38 93 26 147 1 7
肝癌 0 0 1 4 4 6 1 7

※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約

5大癌(胃癌・大腸癌・乳癌・肺癌・肝癌)の初発患者さんをUICC病期別および、再発に分けて集計しています。
Stage1が進行度が低く、Stage4が最も進行した病期を表します
Stageの決定はUICC(国際対がん連合)の病期分類に基づいています
一連の治療期間に入退院を繰り返した場合は、同一患者に入退院を繰り返した回数分をかけて集計しています。

UICC病期分類とは
国際対がん連合(UICC)によって定められた(1)原発巣の大きさと進展度 (2)所属リンパ節への転移状況 (3)遠隔転移の有無からそれぞれの癌をStage 1から4までに分類するものです

消化器・血液内科では、胃癌・大腸癌の化学療法を外来や入院において患者さんの状態に合わせ治療を行っています。
肺癌は切除可能症例は他院に紹介し、呼吸器科において化学療法、放射線治療を行っています。
乳癌は乳腺外科において手術や術後の化学療法を実施、必要時は乳房再建術も行っております。

成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード

  患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 18 15.44 54.83
中等症 52 19.42 80.06
重症 9 20.44 78.56
超重症 7 30.71 83.86
不明 0 0.00 0.00

成人の市中肺炎の患者さんについて重症度別に患者数、平均在院日数、平均年齢を集計しています。
市中肺炎とは、普段の生活の中でかかる肺炎であって、インフルエンザウイルスなどのウイルスによる肺炎や食べ物の誤嚥による肺炎などは対象外となっています。
重症度 0:軽症
重症度 1~2:中等症
重症度 3:重症
重症度 4~5:超重症

当院では中等症の患者さんが多く、重症度が高くなるほど平均年齢が高い傾向にあります。

脳梗塞のICD10別患者数等ファイルをダウンロード

ICD10 傷病名 発症日から 患者数 平均在院
日数
平均年齢 転院率
G45$ 一過性脳虚血発作及び関連症候群 3日以内 4 8.5 77.75 0.00
その他 1 4.00 69.00 0.00
G46$ 脳血管疾患における脳の血管(性)症候群 3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
I63$ 脳梗塞 3日以内 19 15.16 79.26 50.00
その他 3 5.33 60.67 4.55
I65$ 脳実質外動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
I66$ 脳動脈の閉塞及び狭窄,脳梗塞に至らなかったもの 3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
I675 もやもや病<ウイリス動脈輪閉塞症> 3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00
I679 脳血管疾患,詳細不明 3日以内 0 0.00 0.00 0.00
その他 0 0.00 0.00 0.00

[ICD-10]とは疾病の国際統計分類で、様々な傷病名がコード化されています。
脳梗塞等の分類にあたる患者さんをICDコード・発症から入院までの日数別に平均在院日数、平均年齢、転院率を集計しています。

当院では脳神経外科の入院病床がないため、患者数は少なく専門の治療が必要な場合は近隣の専門病院に転院となります。
発症後3日以内の急性期脳梗塞の患者様の平均年齢は80歳に近く、急性期リハビリ目的のために50%が近隣の専門病院に転院されています。

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード

■呼吸器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K386 気管切開術 3 28.00 52.33 0.00 75.33  
K3911 気管異物除去術(直達鏡) 1 0.00 3.00 0.00 82.00  
K510 気管支腫瘍摘出術(気管支鏡又は気管支ファイバースコープ) 1 0.00 8.00 0.00 65.00  
K6152 血管塞栓術(頭部、胸腔、腹腔内血管等)(選択的動脈化学塞栓術) 1 35.00 140.00 0.00 75.00  
               

診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)は診療科ごとに手術件数の多い術式について、患者数、平均術前日数、平均術後日数、
転院率、平均年齢を集計しています。


重度の肺気腫および重度の間質性肺炎で人工呼吸器管理が継続し必要な患者様に気管切開術を行っています。
大量喀血に対して、肺動脈の血管を閉塞(塞栓)し止血する手術も行っています。

■消化器・血液内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2Cm未満) 214 0.49 1.44 0.47 66.64  
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2Cm以上) 35 1.57 1.91 0.00 70.29  
K654 内視鏡的消化管止血術 30 5.87 22.23 13.33 75.97  
K688 ないし器用的胆道ステント留置術 21 7.52 16.05 9.52 76.29  
K735-2 小腸・結腸狭窄部拡張術(内視鏡) 21 8.95 11.81 0.00 36.24  

大腸ポリープに対する内視鏡的結腸ポリープ・粘膜切除術が最も多く、1泊2日の入院にて行われています。
出血性胃潰瘍等に対する内視鏡的止血術、胆道疾患に対して行われる内視鏡胆道ステント留置術も行われています。
難病疾患であるクローン病や潰瘍性大腸炎に対する内視鏡での小腸・結腸狭窄部拡張術も行っています。

■小児科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K9131 新生児仮死蘇生術(仮死第1度) 11 0.00 23.91 18.18 0.00  
K7151 腸重積症整復術(非観血的なもの) 4 0.00 1.25 25.00 0.75  
K9132 新生児仮死蘇生術(仮死第2度) 3 0.00 8.00 33.33 0.00  
K2762 網膜光凝固術(その他特殊なもの)(一連につき)) 1 19.00 20.00 0.00 0.00  
               

新生児仮死に対する仮死蘇生術(14例)や未熟児網膜症に対する網膜凝固術が行われています。
また、0歳~2歳の幼児の腸重積(腸の中に腸が重なってしまう病気)に対し、整復術を行っています。

■外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K4762 乳腺悪性腫瘍手術(乳房部分切除術(腋窩部郭清を伴わない)) 48 2.67 4.02 0.00 60.40  
K6335 鼠径ヘルニア手術 44 2.07 5.75 0.00 59.11  
K7193 結腸切除術(全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術) 29 5.48 16.41 0.00 70.21  
K6552 胃切除術(悪性腫瘍手術) 22 8.36 19.32 0.00 71.68  
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 21 2.52 6.29 0.00 57.86  

乳房切除術が最も多く、次いで鼠径ヘルニア手術、大腸癌に対する結腸切除術も多くなっています。
胃癌に対する切除術や腹腔鏡による胆嚢摘出術も増加傾向にあります。
また、悪性腫瘍に対する後続ケアのためのカテーテル埋め込み手術も行っています。

■整形外科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K0821 人工関節置換術(肩、股、膝) 117 1.89 39.57 1.71 71.14  
K0461 骨折観血的手術(肩甲骨、上腕、大腿) 65 2.92 22.22 64.62 79.75  
K0811 人工骨頭挿入術(肩、股) 40 4.13 18.50 80.00 78.13  
K0462 骨折観血的手術(前腕、下腿、手舟状骨) 27 2.19 16.04 7.41 52.41  
K1342 椎間板摘出術(後方摘出術) 21 3.67 18.52 0.00 59.19  

変形性膝関節症に対する人工関節置換術が多く、次に大腿骨骨折に対する手術が多くなっています。
前腕部の骨折、下腿部の骨折に対する骨接合術も増加傾向です。
腰椎椎間板ヘルニアに対する手術も多くなっています。

■泌尿器科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K8036イ 膀胱悪性腫瘍手術(経尿道的手術)(電解質溶液利用のもの) 38 1.16 5.97 0.00 73.00  
K783-2 経尿道的尿管ステント留置術 5 10.80 7.4 0.00 64.20  
K822 女性尿道脱手術 3 1.00 4.33 0.00 81.33  
K8411 経尿道的前立腺手術(電解質溶液利用) 3 1.00 10.00 0.00 73.67  
K775 経皮的腎(腎盂)瘻造設術 2 7.00 15.00 50.00 67.00  

膀胱癌に対する経尿道的手術が最も多くなっています。
尿道狭窄・水腎症に対する尿管ステント留置術も行っています。

■産婦人科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K9091 流産手術(妊娠11週まで) 63 0.22 1.00 1.59 35.29  
K877 子宮全摘術 39 3.31 9.05 0.00 47.90  
K861 子宮内膜掻爬術 26 0.08 1.92 0.00 47.15  
K867 子宮頸部(膣部)切除術 21 1.00 3.95 0.00 36.71  
K8881 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(開腹) 19 2.53 8.21 0.00 46.32  

流産手術が多くなっています。
また、子宮筋腫に対する子宮全摘術、子宮頚がんに対する子宮頚部切除術、卵巣のう腫に対する腫瘍摘出術も行っています。。

■眼科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K2821ロ 水晶体再建術(眼内レンズを挿入する場合)(その他のもの) 66 0.61 1.00 0.00 74.73  
               
               
               
               

白内障に対する眼内レンズ挿入術を行っています。

■循環器内科

Kコード 名称 患者数 平均
術前
日数
平均
術後
日数
転院率 平均
年齢
患者用
パス
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 7 6.57 15.43 0.00 82.57  
K597-2 ペースメーカー交換術 3 1.00 7.67 0.00 76.67  
K596 体外ペースメーキング術 1 0.00 18.00 0.00 85.00  
               
               

10件未満ですが、心臓ペースメーカー移植術を行っています。またペースメーカーの交換術も行います。

その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード

DPC 傷病名 入院契機 症例数 発症率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 0 0.16
異なる 8 0.16
180010 敗血症 同一 8 0.16
異なる 9 0.18
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0.00
異なる 0. 0.00
180040 手術・処置等の合併症 同一 29 0.57
異なる 5 0.10

DIC(播種性血管内凝固症候群)、敗血症、真菌症、手術・術後の合併症について、入院の契機となった病名との同一性の有無を区別して
患者数と発生率を集計しています。

DIC:基礎疾患の悪化などにより血液の凝固機能に異常をきたす病態
敗血症:感染症を起こしている場所から血液中に病原体が入り込み、重篤な全身症状を引き起こす病態
真菌症:真菌による感染
手術・術後の合併症:手術・術後に一定の割合で発生してしまう病態で、術後出血や創部の感染など


当院における主な[手術・術後の合併症]は人工関節置換術後の感染や人工関節の脱臼、カテーテル感染症や生検後の出血症例となります。
手術後の合併症とは、一定の確率で起こりえるもので医療ミスとは異なります。

更新履歴

2017.9.27 公開