脳ドックのご案内このページを印刷する - 脳ドックのご案内

2025年4月30日掲載

脳ドックとは

脳ドックとは、脳卒中の予防、脳腫瘍の早期発見、アルツハイマー型認知症の早期発見などを目的とした健康診断です。当院の脳ドックは、磁気を利用したMRI検査を行うため、放射線被ばくを一切受けることなく、脳や血管の細かな検査ができます。下記に該当する方で気になる方は特におすすめします。


  • 中高年齢者の方
  • 高血圧症・脂質異常症(高脂血症)・糖尿病・動脈硬化症・高尿酸血症(痛風)・不整脈・慢性腎疾患・肥満症・喫煙などの危険因子をお持ちの方
  • 家族にくも膜下出血・脳梗塞・脳出血の既往のある方
  • 現在、脳の状態が気になる方
  • アルコールを多く飲まれる方

脳ドックの費用

一般の方 弘前市国保加入者
(40~74歳)※
32,043円 5,000円
※弘前市の国民健康保険に加入している方は年に1回、市から助成を受けることができます。なお、年齢は受診時の年齢となり、国民健康保険料の滞納のない世帯の方に限ります。


脳ドックの内容

○MRI検査…検査時間:約40分
1) 脳MRI ⇒ 脳梗塞、脳出血、脳腫瘍、脳萎縮など、脳の状態がわかります
2) 頭部MRA ⇒ くも膜下出血の原因である脳動脈瘤や血管奇形の有無や脳動脈の狭窄などの血管の状態がわかります
3) 頸部頸動脈MRA ⇒ 脳に血液を送る頸動脈の狭窄(すぼまって狭い)などの血管の状態がわかります


○血液・尿検査等…検査時間:約10分

MRI検査の注意点

MRI検査では、手術等で体内に金属(脳動脈瘤クリップなど)や医療機器(ペースメーカー人工内耳など)その他事前に安全性が確認できない金属類タトゥー(入れ墨)がある方は検査ができません。また、カラーコンタクトレンズは外して検査を行います。その他、ご心配な方は「弘前医療センター脳ドック係(代表0172-32-4311<内線6071>)」までお問い合わせください。


発見できる脳の病気

○脳動脈瘤
脳の細い血管にできるコブのことです。放置しますと破裂し、くも膜下出血を引き起こす場合があります。
○脳梗塞
脳の動脈が詰まる病気です。
脳や頚部の血管の細い部分、心臓や血管の異常により発症します。自覚症状のない小さな脳梗塞が発見されることもあります。
○脳腫瘍
良性腫瘍と悪性腫瘍がありますが、どちらも無症状のうちに発見できる可能性があります。良性腫瘍でも次第に大きくなり、脳や神経、血管を圧迫したり巻き込んだりします。
○その他
生まれつきの血管の奇形である脳動静脈奇形や動脈硬化により頚部の動脈が細くなっている頚動脈狭窄症等があります。



脳ドックの流れ


お申込み方法

○お電話で希望日の1週間前までにお申し込みください。
○お申込先
 国立病院機構弘前総合医療センター
 TEL:0172-32-4311(内線6071)
 ※脳ドック申込とお伝えください
○受付時間:平日13:00~16:00